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「シングルマザーの現実」~離婚後に直面する5つの課題と乗り越えた私の体験談~

「シングルマザーの現実」~離婚後に直面する5つの課題と乗り越えた私の体験談~
「シングルマザーの現実」~離婚後に直面する5つの課題と乗り越えた私の体験談~
目次

【課題1】生活費と家計管理のリアル

生活費と家計管理のリアル
生活費と家計管理のリアル

離婚後、まず直面したのは「お金」の問題でした。
子どもの保育園代、家賃、光熱費、食費……想像以上にかかる生活費に、最初の月は何度も通帳を見てはため息をつきました。

養育費はあてにならず、パートだけでは足りず、資格も経験もない私に正社員の仕事は簡単に見つかりません。役所で「児童扶養手当」や「医療費助成」の存在を知り、やっと少し希望が見えました。

でも、申請にも手間がかかり、すぐには振り込まれません。何度も通い、書類をそろえるのが大変で、「支援があるのに、届かない」というジレンマに苛まれました。

【課題2】子どもの心のケアと向き合う

子どもの心のケアと向き合う
子どもの心のケアと向き合う

「なんでうちはパパがいないの?」
ある日、子どもにそう聞かれ、胸が締めつけられました。答えを選ぶのに何度も言葉を詰まらせました。

離婚の理由をどう伝えるべきか、いつまで隠しておくべきか…正解がわからないまま、不安と背中合わせの日々。子どもが他の家庭と自分を比べ、傷ついていることも感じていました。

子どもの前では元気なふりをしていたけれど、夜ひとりになったときは「これでよかったのか」と自問自答ばかりしていました。

【課題3】孤独と精神的な負担

誰にも頼れない、という孤独。
相談相手がいないことが、一番つらかったかもしれません。

仕事でも保育園でも「シングルマザーだから」と気を遣われることもあれば、逆に「甘えるな」と言われることも。理解を得られない状況が続き、自分の存在価値すら見失いそうになる日もありました。

夜に泣きながら日記を書いたり、SNSで同じ立場の人の投稿を見て「私だけじゃない」と思えたことが、心の支えになっていました。

【課題4】仕事と育児の両立の難しさ

朝は5時に起きて弁当作り、子どもを送って仕事へ。
熱が出れば呼び出され、残業はできない。そんな中でもミスは許されず、職場では「いつ休むか分からない人」として評価が低くなることもありました。

子どもとの時間を大切にしたいけど、働かなければ生活ができない。
そのジレンマに何度も悩みました。
家に帰れば、また家事と育児の時間。自分の時間なんて1秒もない。そんな生活が1年以上続き、限界に近づいたこともありました。


【課題5】周囲の偏見や制度の壁

「シングルマザー=苦労人」「子どもがかわいそう」
そういう目線に晒されることが、何よりつらかった。

保育園の面談でも、「お父さんはいらっしゃらないんですね」と言われるたびに、胸がチクっと痛みました。
また、賃貸物件の入居審査では「母子家庭はちょっと…」と断られることも。

制度はあっても、実際には活用しづらい。
働きたくても、正社員は受からない。保育園はすぐには空かない。現実と制度の間にあるギャップが、私たちを苦しめています。

さいごに

でも、だからこそ言いたい。
「シングルマザーになること」は不幸ではない。
たしかに課題は山ほどあります。でも、前を向くたびに少しずつ景色が変わってきました。何より、子どもと私、二人三脚で笑える日々が増えてきたのです。

同じように迷っている人へ。
大丈夫、あなたはひとりじゃない。支援はある。仲間もいる。
そしてあなたの人生は、これからだって輝いていいのです。

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