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財産分与ってなに?離婚してから後悔しないための素人なりのガイド

財産分与ってなに?離婚してから後悔しないための素人なりのガイド
財産分与ってなに?離婚してから後悔しないための素人なりのガイド

第1章:財産分与ってどういうこと?ざっくり基本から

財産分与ってどういうこと?ざっくり基本から
財産分与ってどういうこと?ざっくり基本から

「財産分与」って聞くと、なんだか難しそうですよね。でも、実際に離婚を考えたときに、避けて通れないのがこの「お金の分け方」。

私の知り合いのAさん夫婦(40代)、都内で20年近く一緒に暮らしてきたのに、離婚することになったそうです。旦那さんは会社員、奥さんは専業主婦。家も買って、車もあって、ちょっとした株や貯金もあったそうです。でも、いざ離婚するとなったら「この財産どう分けるの?」って大モメ。

実はこれ、民法っていう法律で決まってるんです。簡単に言うと「結婚してから夫婦で頑張って築いた財産は、基本的に半分こね」ってこと。これが「財産分与」ってやつです。

対象になるもの(ざっくり)

  • 結婚してからの貯金や給料
  • 夫婦の名義で買った家やローン
  • 車とか、アクセサリーとか
  • 株とか保険とか
  • 将来もらう予定の退職金や年金の一部

対象外のもの

  • 結婚前から持ってたお金や物
  • 親からもらった遺産や贈り物

専業主婦でも「家のことや子育てを頑張った」ってことがちゃんと評価されるから、収入がなかったからって不利になるわけじゃないんです。

第2章:財産分与にもいろいろ種類があるみたい

財産分与にもいろいろ種類があるみたい
財産分与にもいろいろ種類があるみたい

聞き慣れない言葉が多いけど、財産分与には3つのパターンがあるんです。

その1:清算的財産分与

夫婦で一緒に築いた財産を半分こするのが基本の形。これはほとんどの人が対象。

その2:扶養的財産分与

離婚後に生活が大変そうな相手に、しばらくサポートするって意味合いもある分け方。長年家にいて働いてなかった奥さんとかに多いみたい。

その3:慰謝料っぽい財産分与

浮気されたとか、ひどい扱いを受けたとか、精神的にキツかった場合に「それも含めて多めに分けてね」ってなることもあるらしいです。

第3章:どうやって財産を分けていくのか?

どうやって財産を分けていくのか?
どうやって財産を分けていくのか?

実際にやるとなると、けっこう手順があります。私の友人Bさん(50代男性)も「何から始めたらいいのか全然わからなかった」って言ってました。

ステップ1:持ってるものを全部出す

とにかく夫婦で持ってる物やお金を全部リストアップ。家とか、貯金とか、車とか。「こんなものまで?」っていうクレジットカードのポイントや保険の解約返戻金も対象になることがあるとか。

ステップ2:どれくらいの価値があるのかを調べる

家は不動産屋さんに見てもらって、株や貯金は通帳や証券会社の紙で確認。

ステップ3:分け方を相談する

基本は半分ずつ。でも「子育ては私がメインだった」とか、「家のローンは俺が全部払ってた」とか事情によっては変わることも。

ステップ4:話し合いで決まらないなら調停へ

お互いの話し合い(協議)でまとまらなかったら、家庭裁判所の調停に頼るって流れになります。そこで決まらなかったら、裁判官が決める「審判」ってやつに。

第4章:こんなケースもあるよ

こんなケースもあるよ
こんなケースもあるよ

ケース1:家にローンが残ってたら?

知り合いのCさん夫妻はマンションに住んでたけど、ローンがまだ2000万円残ってた。査定したら家の価値が3000万円だったから、1000万円分が「財産」ってことに。これをどう分けるかで話し合いはかなり白熱したみたい。

ケース2:車とか投資信託ってどうなるの?

高級車を共有名義にしてたD夫婦。夫が使ってたから夫が引き取ることになったけど、妻に半分の価値分を払ったって聞いたよ。

ケース3:年金も半分になるの?

会社員とか公務員の年金の一部(報酬比例部分)って、結婚してた期間だけ半分ずつにできる制度があるんです。年金事務所に行って手続きするみたい。

第5章:トラブルになりやすいポイント

トラブルになりやすいポイント
トラブルになりやすいポイント

「隠し口座あった!」「そんな契約聞いてない!」なんて話、結構よくあるんです。

財産を隠されたら?

通帳がなかったらネットバンキングも確認。レシートや取引履歴、LINEのやりとりまで証拠になることも。

口約束はダメ、ちゃんと書類に!

「言った・言わない」で揉めるのが一番つらい。書面にしておくとあとがラク。公正証書にすると、支払ってもらえなかった時にも対応しやすいらしい。

専門家に見てもらうのが安心

一見フェアに見えても、実は損してる…ってことも。無料相談とか活用して、弁護士さんに確認してもらった方がいいです。

第6章:プロの力を借りるのも手!

プロの力を借りるのも手!
プロの力を借りるのも手!

弁護士ってどれくらいかかる?

  • 相談料:無料〜1万円くらいが多い
  • 着手金:10〜30万円ぐらい
  • 成功報酬:取れた金額の10〜20%ぐらい

ファイナンシャルプランナー(FP)

「もらったお金、どう使ったらいいのか不安…」って人は、FPさんに相談するのもアリ。生活再建の計画を立ててくれます。

法テラスも便利

収入が少ない人は、法テラスっていう制度で弁護士費用を立て替えてもらえたりします。まずは電話してみるといいかも。

第7章:これからの生活に向けて

これからの生活に向けて
これからの生活に向けて

財産分与が終わっても、「これで安心!」とはなりません。むしろここからが本番。

生活再建で気をつけたいこと

  1. 毎月の支出をちゃんと把握する
  2. 子どもの教育費や老後の備えを考える
  3. 無理のない範囲で貯金・投資をする

使える支援制度も!

  • 児童扶養手当
  • シングルマザー・ファザー向けの就労支援
  • 公営住宅への入居サポート

ひとり親になっても、ちゃんと暮らしていける制度があるから、調べて使った方がいいです。


おわりに

おわりに
おわりに

財産分与って、最初は「何それ?」って感じだったけど、調べれば調べるほど大事なことがわかってきます。難しい言葉も多いけど、わからないときはプロに聞いたり、同じ経験をした人の話を聞くと安心しますよ。

離婚ってつらいことも多いけど、新しい生活のスタートでもあります。ちゃんと準備して、後悔のない選択をしていきましょう!

離婚相談パートナーは悩めるあなたの味方です。

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