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離婚調停とは?~裁判に進む前の「最後の話し合い」~

離婚調停とは?~裁判に進む前の「最後の話し合い」~
離婚調停とは?~裁判に進む前の「最後の話し合い」~

夫婦関係がギクシャクしてしまい、自分たちだけでは話し合いもうまくいかない……。そんなときに頼りになるのが「離婚調停」です。私も最初は「裁判所なんて怖そう」と思っていましたが、実際に行ってみると、意外と落ち着いて話ができる場でした。

調停は、家庭裁判所で行う話し合いの手続きで、第三者の調停委員が間に入ってくれます。夫婦が直接顔を合わせることはほとんどなく、別々の部屋でそれぞれの言い分を伝えるスタイルです。

家庭のことって、外には相談しづらいですし、自分たちだけで解決しようとしても感情的になってしまいます。そんなとき、調停という公的な仕組みに支えてもらえるのは、本当にありがたいことだと感じました。

目次

第1章:離婚調停を申し立てるタイミングとは?

離婚調停を申し立てるタイミングとは?
離婚調停を申し立てるタイミングとは?

私が離婚調停を申し立てたのは、夫が離婚に応じてくれなかったからです。話をしても「考えさせてくれ」と言うだけで、一向に前に進まず……。子どももいて、このまま宙ぶらりんな状態が続くのは良くないと思い、家庭裁判所に申し立てました。

申し立てには、戸籍謄本と収入印紙、切手などが必要でしたが、費用はそんなに高くありませんでした。書類の書き方もネットで調べればわかりましたし、裁判所の窓口でも丁寧に教えてもらえたので、特に問題はなかったです。

第2章:離婚調停ってどう進んでいくの?

離婚調停ってどう進んでいくの?
離婚調停ってどう進んでいくの?

最初の調停日は、申し立てから1ヶ月くらいして決まりました。平日の昼間だったので、仕事の調整がちょっと大変でしたが、なんとか有給を取って参加。

調停は、男性と女性の調停委員がひとりずつついてくれて、私の気持ちをしっかり聞いてくれました。夫とは別の部屋だったので、顔を合わせることもなく、落ち着いて話せたのが救いでした。

1回では決まらず、全部で3回ほど通いました。回を重ねるごとにお互いの譲れるところ、譲れないところが見えてきて、最終的には合意できました。

第3章:調停で話し合ったこと

調停で話し合ったこと
調停で話し合ったこと

私たち夫婦が話し合ったのは、以下のような内容です:

  • 子どもの親権:どちらが育てるか
  • 養育費:月いくら、いつまで払うか
  • 面会交流:子どもとどう会わせるか
  • 財産分与:結婚中の貯金をどう分けるか
  • 慰謝料:夫の浮気について

正直、どれも簡単には決められませんでした。でも、調停委員の方が「お子さんの気持ちを第一に考えてみましょう」と言ってくれて、その一言で気持ちが整理できた気がします。

第4章:体験談として伝えたいこと

体験談として伝えたいこと
体験談として伝えたいこと

調停をやってよかった、と思えるのは、自分の気持ちをきちんと伝えられたこと。最初は怖かったけど、調停委員が味方になってくれたような気がして、自然と安心できました。

夫との関係はもう戻らないけれど、お互いが納得できる形で離婚に向けて進めたのは、やっぱり調停のおかげです。

第5章:費用と時間について

費用と時間について
費用と時間について

調停の費用は、印紙代が1200円くらいで、切手代も合わせても2000円いかない程度でした。ただ、弁護士さんに頼むと費用はかなりかかるみたいです(私は自分でやりました)。

時間は、申し立てから終わるまでで半年弱かかりました。もっと早く終わる人もいるみたいですが、うちは親権で少し揉めたので長引きました。

第6章:調停に向けて準備したこと

調停に向けて準備したこと
調停に向けて準備したこと

私は、子どもの生活リズム、学校のこと、夫と話したLINEの履歴、通帳のコピーなどを全部整理して持っていきました。準備は大変でしたが、話すときに「根拠」として役に立ったと思います。

あと、話したいことは箇条書きでメモにしておきました。いざ本番になると緊張して忘れてしまいそうだったので……これは正解でした!

第7章:調停をやってみて思ったこと

調停をやってみて思ったこと
調停をやってみて思ったこと

調停って、最初はすごく不安だし、緊張します。でも、やってみると「ちゃんと聞いてもらえる場」だってわかりました。泣いてしまう場面もあったけど、調停委員の方がゆっくり話を聞いてくれて、心が軽くなりました。

「調停=争い」って思ってたけど、実際は「歩み寄りの場」でした。自分の主張だけじゃなくて、相手の気持ちにも耳を傾けて、お互いが納得できる方法を探る——そんな時間だったと思います。

まとめ:離婚調停は一人で悩まず、前に進むための一歩

離婚調停は一人で悩まず、前に進むための一歩
離婚調停は一人で悩まず、前に進むための一歩

私は離婚調停を経験して、たくさんのことを学びました。つらい時間だったけど、自分の気持ちと向き合う大切な機会でもありました。

これから調停を考えている方に伝えたいのは、「一人で抱え込まないで」ということ。誰かに話すことで、気持ちが楽になることもありますし、調停という制度はそういう場所でもあります。

不安なこともあると思いますが、一歩踏み出せば、少しずつ状況は変わっていきます。私の経験が、誰かの参考になれば嬉しいです。

離婚相談パートナーは悩めるあなたの味方です。

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