
1. はじめに:モラハラとは?
「モラルハラスメント」略してモラハラ。言葉や態度、感情的な影響を利用して相手を制御しようとする行為です。
外側からは分かりにくいため、裏ではじわじわと心を螺りつぶされていくような痛みがあります。
私も、その痛みを実際に体験した一人でした。
2. 私が気づかなかったモラハラの日々

結婚後、最初は「ちょっと怖いけど、愛情表現なんだ」と思っていた言動。
「なんでこんなこともできないんだ?」 「何回言わせるんだ?」 「俺の言う通りにしろ!」
それらが毎日繰り返されるうちに、私は気力を失っていきました。自分を否定されるのであります。それは、きわめて素早い潜在化でした。
3. モラハラ加害者の特徴と行動パターン

私の兄弟は、最初は素晴らしいパートナーの顔をしていました。しかし、演技は激情に変わり、怒鳴し、突然罰しを下すのです。
- ことさらにしたことを怪罪
- 視約
- 無視や挫折
- 自分の感情だけを優先
このようなパターンが見られました。
4. 私が感じた心の変化と「おかしい」と思った瞬間

最初は「私が悪いんだ」と思っていた私ですが、どんなに頑張っても、繰り返されるバカにされるような承認を求められる日々に、しだいに「私は何も悪くないんじゃない?」と思うようになりました。
「なぜ答えることばかりを求められるのか」。 「なぜ決して愛されている気がしないのか」。
これが、私が「モラハラでは?」と気づき始めた瞬間でした。
5. 周囲に相談できなかった理由

「夫を悪く言うなんて」、「誰だって結婚生活は大変」。
そんな言葉を思うと、怒りや痛みをこらえてしまいました。実際、周りもモラハラを理解していないことが多いのです。
「話したら評判されるかも」と思い、口を開けなくなりました。
6. 小さな勇気が私を変えた:初めての相談

「これでいいのか」と悩んだ結果、勇気を出してカウンセリングルームへ。
そこで、「あなたは悪くない」「これはモラハラです」と言われた時、私は泣いてしまいました。
はじめて、「私を否定しない人」に出会った瞬間でした。
7. モラハラから脱出するために取った行動

先の見えない怖さより、このままでいることの怖さの方が大きくなり、私は私の命を守るための動きを始めました。
- カウンセラーと相談
- 法律相談所で法的アドバイスをもらう
- 安全な家を確保
- しっかり証拠を取っておく
すぐには簡単にいかなかったけれど、小さな一歩を繰り返して、脱出に成功しました。
8. 乗り越えた後に見えたもの:自分を取り戻すまで

自分をまた信じられるようになるまで、年卒かかりました。
しかし、立ち直りの準備期間で、私は「自分の価値を認めること」の重要性を知りました。
乗り越えたあとの私は、前とは違う。「人は変われる」そう知り、そして「変わる課題を抱えた人は強い」と思えるようになりました。
9. モラハラ被害に悩むあなたへ伝えたいこと

あなたは悪くない。あなたのせいじゃない。
相談するのは恥じゃない。悩める人はあなただけじゃない。
その小さな一歩が人生の大きな一歩になります。
離婚相談パートナーは悩めるあなたの味方です。