
離婚とは人生で最も大きな決断のひとつです。
離婚によって生じる金銭的なこと、離婚後の生活を維持する上での収入や支出についても確認しましょう。
そして自分の心を落ち着いて整理し、本当に離婚するのか?できるのか?すべきなのかを冷静に考えましょう。
・離婚したい理由がはっきりしているのか?

もし離婚したい理由が明確であれば、以下のような点を振り返ってみるのが役立ちます:
- 相手との関係にどんな問題があるのか?
- その問題は話し合いやカウンセリングで改善の可能性があるか?
- 自分の気持ちは一時的な感情なのか、長期的なものか?
- 離婚後の生活について現実的に考えたことがあるか?
・離婚する相手と2度と会えなくても後悔しないか?

この問いは、あなたの「心の整理」がどれだけできているかを見る大きなポイントになります。
考えるヒントとして、以下のような質問に自分で答えてみると良いかもしれません:
- その人が人生から完全にいなくなっても、心に引っかかることはありませんか?
- 「ありがとう」と言いたい気持ちや、伝えたい言葉がまだ残っていませんか?
- 子どもや共通の知人・家族との関係で、将来的に会う可能性があるとしたらどう感じますか?
- 思い出や共有した時間に、未練や感謝の感情が残っていませんか?
この問いに「後悔はない」と即答できるなら、あなたの気持ちはかなり明確に整理されているかもしれません。
でも、もし少しでも「まだ何かが引っかかる」と感じるなら、それも大切なサインです。
今は「答えを出す」ことよりも、「自分の気持ちに正直になること」が何より大切です🌱
・離婚後はどんな生活を送りたいか?

どんな生活、どんな人生にしていきたいか。非常に重要な考えなければならないことです。
🧘♀️ 心の面
- 心から安心できる日々を過ごしたい
- 自分らしさを取り戻したい
- 無理のない人間関係で生活したい
💼 仕事やキャリアの面
- 自立して働いていきたい
- 今よりも充実感を感じられる仕事をしたい
- 子育てと仕事を両立したい(もし子どもがいる場合)
🏠 生活・暮らしの面
- 一人でのんびり過ごす時間が欲しい
- 新しい場所に引っ越してリスタートしたい
- 経済的に安定した暮らしをしたい
💞 人間関係の面
-信頼できる友人や家族とのつながりを大事にしたい
-新しい出会いや恋愛を視野に入れている
-まずはしばらく一人で過ごして心を整えたい
・離婚について相談できる人、支えてくれる人がいるか?

離婚は感情・生活・法的な面で多くの負担がかかります。だからこそ「支え」が必要です。
下のような支援の種類を考えてみましょう:
🗣️ 話を聞いてくれる人
- 親しい友人や家族で、あなたの立場を理解しようとしてくれる人はいますか?
- 感情を否定せず、話を聞いてくれる人は?
📚 情報・アドバイスをくれる人
- 離婚経験のある信頼できる知人
- 離婚相談を受け付けている公的機関や民間の支援団体
- 弁護士、カウンセラー、家庭裁判所の相談窓口
🤝 精神的・経済的に支えてくれる人
- 離婚後、しばらく助けを借りられる家族や知人は?
- 生活や住まい、子育ての面で協力してくれる存在は?
孤立感が強いと、判断もつらくなってしまうことがあります。でも、たとえ今すぐそばに誰もいないと思っても、支援の選択肢はたくさんあります。
・離婚しても自分の心の支えになるものがあるか?

離婚後は、精神的に不安定になったり孤独を感じる場面があるかもしれません。
そんなとき、自分の「支え」となるものを見つけておくと、気持ちが大きく崩れることを防げます。
考える項目は下記でいかがでしょうか?
💖 人とのつながり
- 子ども、家族、親友、大切に思える人との絆
- SNSやコミュニティでのゆるやかなつながり
✨ 自分自身の楽しみや目標
- 趣味や好きなこと(料理、映画、運動、手芸、音楽など)
- 仕事や夢、これからやってみたいこと
- 自分を大切にするルーティン(カフェ時間、散歩、瞑想など)
📘 心を支えてくれる考え方や言葉
- 「この経験も自分を成長させてくれる」
- 「一人でも私は大丈夫」
- 心に響いた本や名言、信念
・離婚について子供にきちんと説明できるか?

子どもは、両親の関係性から多くを感じ取っています。たとえ言葉が難しくても、愛情や安心を求める気持ちは本能的です。
離婚を「傷」ではなく「新しい安定の始まり」として伝えられるかどうかが大切になります。
🧠 説明するために考えておきたいこと:
- なぜ離婚するのか(簡潔で正直な理由)
- 相手を悪者にしない形で伝える
- 「大人の事情」で済ませず、子どもの目線を意識
- 子どもにとっての変化を明確に伝える
- 誰と暮らすのか
- 学校や友達関係はどうなるのか
- もう一方の親に会えるのか
- 子どもへの愛情は変わらないと伝える
- 「離婚してもあなたは大切」
- 「あなたが悪いわけじゃない」と強く伝える
💬 伝える言葉の一例:
「パパとママは一緒に暮らすことをやめるけど、どちらもあなたのことを心から愛しているよ。これは大人の問題であって、あなたのせいではないよ。」
子供に罪はありません。大人の判断でもし離婚となっても、子供に悲しい思いは最低限、しないように心掛けたいです。

上記の問いに自分自身で気持ちを整理して、それでも離婚が必要と思えば、具体的な行動を検討してきましょう。
離婚相談パートナーは悩めるあなたの味方です。