デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?

DXって最近よく聞くけど?

DX、デジタル化などよく聞くようになった2020年。これはIT化?WEB?そもそも一体なんなんでしょうか?

目次

DX「Dijital Transformaition」デジタルトランスフォーメーションとは?

DX・デジタルトランスフォーメーション概念

DX・デジタルトランスフォーメーションの失敗例

DX・デジタルトランスフォーメーション成功例

DX・デジタルトランスフォーメーションは必要?

DX・デジタルトランスフォーメーションまとめ

DX「Dijital Transformaition」デジタルトランスフォーメーションとは?

DXの解説をしますと

【DX】【デジタルトランスフォーメーション】【Dijital Transformaition】【デジタル化】

この辺りの言葉で表現されますが、なぜこの様な表現になって行ったのかの経緯を解説いたします。

2000年あたりからITの波が個人や企業に押し寄せました。世界中はITというルールがまだないインフラによってあらゆる物や行動が変化をしていきます。

その過程で世界中の企業は生産性の向上や合理化によって、より利益を出す事を知ります。

更にITによって世界中の情報が掴める様になり、より透明化された企業、個人は世界中のあらゆる比較をします。

最新のツールや仕組みが企業や個人によって情報伝達され便利な物を使える企業や個人に価値が出る様になりました。

そして日本もIT化、生産性の向上、合理化など、様々な言い回しで世界中の情報を吸収しようとします。しかし日本は出遅れます。

2019年のデジタル化国別順位では63か国中23位と大幅に遅れます。そして2020年に新型コロナという世界中のパンデミックが起こりデジタル化の弊害に直面します。

それにより日本はデジタル庁を立ち上げるなど、国として押し進めようとします。その中でなぜ日本は遅れたのか?デジタル化が浸透しないのか?の課題の中にIT化と生産性、合理的、セキュリティーなど様々な見方、解釈によりデジタル化が進まない日本にデジタルを促進させる為の策がDX・デジタルトランスフォーメーションです。

進まない大きなポイントとしてデジタル化、IT化が目的になると通信を使うなどの変な目的が達成され結果が生産性につながらない事象が多く起きました。

ではなぜDX・デジタルトランスフォーメーションという事なのかというと簡単にいうと【デジタルを利用した変革】です。この変革が大事で、変革、進化をデジタルによってするという、あくまで目的は変革、進化でありデジタル化は手段であるという事です。

DX・デジタルトランスフォーメーション概念

15年前にスイス人の大学教授が提唱したDXという概念

DXの発祥は2004年と15年前に遡ります。スウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授がその概念を提唱しました。曰く、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」。ただし、この概念だけだと実際に企業としてDXをどのように生かすべきか、具体的にイメージがつきません。

ちなみに、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)は頭文字をとれば、「DT」と略されるのが素直なように感じます。英語圏では接頭辞「Trans」を省略する際にXと表記することが多いため、「Transformation」が「X」に代わり、「Digital Transformation」⇒「DX」と表記するようです。

経済産業省が日本で定義した企業にとってのDX・デジタルトランスフォーメーション

日本人に向けてもう少しわかりやすくDXを説明したものとして紹介するのが、経済産業省が2018年12月にまとめた「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」における定義です。DX推進ガイドラインは、「DXの実現やその基盤となるITシステムの構築を行っていく上で経営者が抑えるべき事項を明確にすること」そして「取締役会や株主がDXの取り組みをチェックする上で活用できるものとすること」を目的としています。この中でのDXの定義は以下の通りです。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

DX・デジタルトランスフォーメーションの失敗例

例えばIT化が目的になると通信を使うなどの変な目的が達成され、結果が生産性につながらない事象とありましたが、ここにある会社の一例を挙げます。

内容:請求書を送る事

目的:請求書をFAXからメールにする

結果:PDFで作った請求書を印刷し判子を押し、PDFで取り込みメールをする。

さて結果変革、進化は起きたでしょうか?

以前

①請求書をパソコンで作る

②印刷する

③判子を押す

④FAXする 

デジタル化

①請求書をパソコンで作る

②印刷する

③判子を押す

④PDFで取り込む

⑤メールで送る

これによってこの会社はこの判子の押された請求書をパソコンのファイルと書類としてのファイルで保存をする様になりました。これは果たして生産性が上がり会社として変革、進化できたのでしょうか?利益はもたらされたのでしょうか?

この様な事象に違和感を感じたり、議論が発生した会社は多いんではないでしょうか?ではなぜこの様な事になってしまうかというと目的がデジタル化、IT化であるからです。それでは目的を変革、進化、生産性向上にして手段がデジタル化にするとどうなるでしょう?

内容:請求書を送る事

目的:変革、進化、生産性向上

まず請求書を送る事についてデジタル化を手段で使うと

郵送かFAXかメールかSNSなどか?

判子はいるのか?デジタル判子はありか?

などが手法としては挙げられます。

最も目的を果たしそうな方法は

①請求書をパソコンで作る(判子は無しORデジタル判子)

②メールで送る(請求書はパソコンのファイルで保存)

になります。

すると会社の決済者にもとめられるのは

請求書をメールで送るのはありか?

判子は無しORデジタル化がありか?

保存方法はパソコンのファイルだけでありか?

この3つの決済が取れる事により生産性が上がる事になります。

DX・デジタルトランスフォーメーションで大事になるのは、目的に対して設計をしっかり組み立ててから変えるという事です。更に目的がデジタル化では無いという事です。

DX・デジタルトランスフォーメーション成功例

「行動」「知識」「モノ」がDXでデジタル化

DX・デジタルトランスフォーメーションの様々な事例

・「行動」をデジタルトランスフォーメーション

ZOZOや米アマゾン・ドット・コムはその巨大なECプラットフォームを構築したことで、ユーザーはどこにいても何でも好きなものが買えるという環境が得られました。買い物に行くという「行動」を完全にデジタルに置き換えたのです。

・「知識・経験」をデジタルトランスフォーメーション

「よく一緒に購入されている商品」や「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といったタイトルの下、関連が高い商品が掲載されています。この様にユーザーの情報を収集し、より適切なユーザーの次の購買欲や行動を活性化させる事で売り上げを最大化します。

・「モノ」をデジタルトランスフォーメーション

映画や音楽など様々なエンターテイメントはデジタルトランスフォーメーションしています。映画館から動画配信、ライブもオンラインライブなどチケットを買わなくても世界中のどこにいても体験できる様になりました。

DX・デジタルトランスフォーメーションは「行動」「知識・経験」「モノ」を中心にユーザーに対して、社員に対してより多くデジタル化させている企業が優位性を取っています。

DX・デジタルトランスフォーメーションは必要?

この様に業務の様々な内容でデジタル化を求められる様になりました。果たしてどこまで企業を変革していく必要はあるんでしょうか?

生産性の向上や会社の進化は永遠です。常に新しい物が生まれ、ツールができ、アプリが生まれます。より便利に賢く使う企業が利益を生み存続していきます。

よりスピードが上がり変革が多いこの時代でDX・デジタルトランスフォーメーションを前向きに情報共有していく企業であり続ける必要があると思います。

DX・デジタルトランスフォーメーションまとめ

DX・デジタルトランスフォーメーションについてまとめると

DX・デジタルトランスフォーメーションは日本は遅れている。

DX・デジタルトランスフォーメーションを会社で取り入れる際は目的としてデジタル化をせずに、手段として考える様にする。

DX・デジタルトランスフォーメーションを取り入れる際は設計が大事

という事です。世界に負けない企業が日本からより多く輩出し、生産性の向上や進化を遂げDX・デジタルトランスフォーメーションと上手く付き合っていきましょう。