
はじめに:調停離婚って何?離婚するのに「調停」って必要なの?
結婚生活に終止符を打つ決断は、誰にとっても大きな人生の分岐点です。その中でも「調停離婚」は、話し合いで解決できなかった夫婦が選ぶ方法の一つ。この記事では、実際に調停離婚を経験した私が、リアルな体験を交えてその全容をお伝えします。
1. 調停離婚とは?裁判とは違うの?
調停離婚とは、家庭裁判所で第三者(調停委員)を交えて話し合い、離婚に合意する方法です。裁判のように「勝ち負け」を決めるものではなく、話し合いを重ねて妥協点を見つけるのが目的です。
- 費用が安い(申立て手数料は数千円程度)
- 非公開で行われる
- 調停委員が間に入るため冷静に話し合いやすい
このような特徴から、感情的な対立を避けたい夫婦や、直接の話し合いが困難なケースで利用されます。
2. 私が調停離婚に踏み切った理由
私たち夫婦は結婚15年目で離婚しました。子どもは2人。原因は「価値観のズレ」から始まり、次第に会話がなくなり、家庭内別居状態に。
最初は協議離婚を考えていましたが、財産分与や子どもの親権についての話し合いが全く進まず、最終的に調停に頼ることになりました。
3. 調停離婚の流れ【全体像を時系列で解説】
調停離婚の手続きは、以下のような流れで進みます。
- 家庭裁判所に申立て(私の場合は妻側から)
- 1回目の調停期日(申立てから約1ヶ月後)
- 以後、月1回のペースで調停が続く(私たちは全5回)
- 調停成立(合意内容を調書に記載)
- 調停調書をもとに離婚届を提出し、離婚成立
4. 調停中に感じたこと【心理的な負担と救い】
調停委員は中立とはいえ、人によって当たり外れがあります。私の場合、最初の委員は威圧的な印象でしたが、3回目からは別の委員が担当になり、ようやく冷静に話し合えるように。
一番つらかったのは、子どもについての取り決め。親権・面会交流・養育費……感情が絡む部分なので、何度も涙を流しました。
ただ、「一人じゃない」と思えたのは大きな救いでした。調停は孤独な戦いではありません。
5. よくあるトラブルとその対策
調停離婚では、次のようなトラブルが起こりがちです。
- 相手が出席しない/無視する
- →2回以上欠席すると「不成立」となり、訴訟へ移行する可能性も。
- 相手が嘘をつく
- →証拠(LINE、録音、通帳コピーなど)を用意しておく。
- 調停が長期化する
- →ポイントを絞った主張と、冷静な対応が大事。
6. 調停離婚後の生活と心の変化
離婚が成立してすぐは「本当にこれでよかったのか?」と何度も自問しました。でも、半年が経った今、気持ちはかなり晴れました。子どもとも穏やかに過ごせる日が増え、「一緒にいなくても親子はつながっている」と実感できるように。
新しい人生が始まるというのは、恐ろしくもあり、希望でもあります。
7. 調停離婚を検討している人へのアドバイス
- 感情的にならないこと
- 相手を攻撃しても良い結果にはつながりません。
- 事前準備がすべて
- 収支表、財産リスト、子どもの意向調査など。
- 「妥協点」を見つける意識を持つ
- 完璧な解決は難しい。「これなら納得できる」というラインを明確に。
まとめ:調停離婚は「戦い」ではなく「交渉」
調停離婚は、ただの別れ話ではありません。家族の未来をどう形作るかを決める、大事なプロセスです。
感情を整理し、冷静に準備し、自分の望む人生を取り戻すための第一歩。それが調停離婚です。
経験者として言えるのは、「ちゃんと向き合えば、必ず乗り越えられる」ということ。どうか、あなたの未来が穏やかで前向きなものになりますように。